港
登録日:2026年04月17日
花巻駅前、石畳の路地に現れた「文化の吹き溜まり」
花巻駅から歩いてすぐ。趣のある石畳の路地を入っていくと、天気の良い日には通りに無造作に本棚がせり出している店がある。
その名も「港」。2024年の秋にひっそりとオープンした、古本と音楽、
そして東南アジアの空気が混ざり合う、一風変わった空間だ。
店内に足を踏み入れると、ジャンルレスな古本の山に混じって、
アナログレコードや懐かしの8cm短冊CDが顔を覗かせる。さらには東南アジアの食品や雑貨まで並んでおり、
店名の通り、多種多様なカルチャーが流れ着く波止場のようなカオスが広がっている。

この独特の空気感を作り出しているのは、花巻出身の店主。
実は世界各国で公演を行うギター奏者であり、ミャンマー音楽の研究者でもあるという異色の経歴の持ち主だ。
自身のバックボーンと偏愛がそのまま空間に投影されており、単なる「街の古本屋」の枠には到底収まらない。
小綺麗に整頓されたセレクトショップにはない、雑多で生々しい引力がここにはある。
ふらっと立ち寄って、未知の本やレコードを掘り出し、東南アジアのミルクティーを手に入れて帰る。
花巻の路地裏に誕生したこのディープな寄港地は、
予定調和な休日に飽きた大人がインスピレーションを探しに訪れるべき、最高の秘密基地だ。
(画像元:港WEBサイト/花巻市WEB記事 / Recoya WEBサイトより引用)