No. 01
About this Bookstore
この書店について
学都の路地裏に息づく知の吹き溜まり。時を忘れる「本の洞窟」へ
東北大学のキャンパスにもほど近い、仙台市青葉区の路地裏。
ふらりと迷い込んだ先に、まるで時が止まったかのような濃密な空間が口を開けている。「書本&cafe magellan(マゼラン)」だ。

一歩店内に入ると、古本特有の紙の匂いと、丁寧に淹れられた珈琲の香りが入り混じる魅惑の小宇宙に包み込まれる。
天井近くまでそびえ立つ無垢材の書棚には、文学、哲学、歴史、芸術から、少しマニアックなサブカルチャーまで、店主の確かな審美眼で選び抜かれた本たちが、地層のようにぎっしりと詰まっている。
決して広くはない空間だが、その圧倒的な蔵書量と密度の高さが、不思議と妙な落ち着きをもたらしてくれる。

ここは、ただ本を消費するための場所ではない。
一杯の珈琲を相棒に、何時間でも活字の森に潜ることができる「知の避難所」だ。
ピカピカの新刊書店にはない、誰かが読み継いできた本の温もりと、静かに流れる時間が、都市のノイズで疲弊した頭をゆっくりと解きほぐしてくれる。
学生時代に通い詰めたかつての常連たちが、何年経ってもふと帰ってきたくなる。
そんな、街の記憶を保存するインフラのような場所。
効率よく情報を摂取する日々に息苦しさを感じたら、この路地裏の洞窟で、思いがけない一冊との「事故的な出会い」を楽しんでほしい。
(画像元:Googleビジネス / ミモザフィルムズnote / だてらぼ より引用)