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書肆みず盛り

書肆みず盛り

登録日:2026年04月09日

本が主役の、静かな発見。築70年、建築家が手掛けたシンプル&面白ろ空間。

設計事務所と書店。一見すると関係のない2つの仕事が、同じ屋根の下で息をしている。

盛岡市南大通の「書肆(しょし)みず盛り」は、

設計事務所「CATALYZE DESIGN」を営む山下桂樹さんが手がけた、そういう場所だ。

2018年、山下さんは飲食店や小売店の間借りで本を置くことから始めた。

夫婦で店を開きたいという夢と、設計の仕事を広めたいという想いが重なったのだという。
いわば「片手間」の営みだったはずが、想定を上回る反響が生まれた。
本屋って、面白いんだ。楽しいんだ。そう気づいた時、山下さんは実店舗を構えることにした。

建物は、山下さんの設計事務所が改修を担当していたテナントビル。
そこのオーナーから「テナントとして入ってみたら?」と声がかかったという。
縁に恵まれたと山下さんは言う。

店内に並ぶのは、大型書店では出会いにくい本たちだ。
動物や植物、歴史、文化。様々なジャンルが、ジャンルという区別を超えて、一冊の本として存在している。
それは、店を訪れた人の「間口や興味を広げたい」という山下さんの意図が、棚に翻訳されたものだ。

内装は、山下さん自身が手がけた。設計の仕事でいつも心がけることを、ここでも貫く。
商品が主役になるように。本が主役になるように。シンプルに。
それぞれの本の色や形、大きさの違いを生かして、来店者と本の出合いを邪魔しないものに。

開店後、幅広い年齢層の人がこの店を訪れている。
SNSで情報を見た人も、通りがかった人も、「面白い場所を見つけた」と言う。

かつての間借り本屋も、変わらず続いている。その両方を、のんびりと。

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住所
岩手県盛岡市南大通一丁目12-18松栄館2階

定休日
月・火

ジャンル
新刊・古書・展示

公式サイト
Webサイトを見る


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